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「ペンパル」または「ペンフレンド」 [日々・通信]

最近ハンガリーの教材作成のお手伝いをしていて、その中でハンガリー人と日本人の女の子が「ペンパル」だったりするのですが、たまに話題になるのが、

・今でも以下の言葉は使われるのか?
   ペンパル、ペンフレンド、文通、海外文通

ということです。
登場人物は、既に私(たち)の子どもと言ってもいいような年代。
よくわかりません・・・。

手紙による交流が当たり前だったつい10数年前までは、「文通」ってありましたよねえ。
かくいう私もしてました。懐かしいなあ。

自分の手紙が海を越えてどこかへ行くのが不思議だったり。
「英文手紙の書き方」の文例をがんばって写したり。
中学生なりのささやかなプレゼントを交換したり。
相手の話す言葉を、あいさつぐらいまで覚えてみたり。
地理の授業の中でその国が取り上げられると夢中になって聞いていたり。

で、そんなに一生懸命だった「文通」も、大人になるにつれて疎遠になったり、住所もなくしてしまうのが普通です。
「住所ぐらいとっておけばよかったかな」と、たまには思ったりもしましたが。

しかし、世界は狭い。
SNSで同級生に再会したのと同じように、はるか遠くの国からひょっこりと「あなたはもしかして?」というメッセージが届きました。
おお、覚えてる覚えてる!!!

最初は半信半疑だったのですが、本人同士しか知らないような固有名詞も出てきたりして、これまたドキドキしながら返事をし、やりとりや古い写真の中で「これはもう本人に間違いないなあ」という確信を抱き、それからいろんな気持ちを思い出しました。

彼女のメッセージの中に書かれていた、
「長い間手紙を宝物としてとっておいた」
「何時間でも日本のペンフレンドの話をするから友達がヤキモチを焼いた」
なんて、本当に中学生の女の子の気持ちそのままだなあ、と。

多分ペンパルって会ってみたら「おいおい」ということもあるだろうし、困った問題が発生することもあるのだろうけど、たいていの場合は素敵なものがたくさん得られるのかもしれないな、と改めて感じました。

10年ぐらい前に「メル友って何だか味気なくないか?」と思ったのですが、最近はSNSの機能が豊かなので、必ずしもそうではなくなっている。

中国に行った頃からネットがどんどん身近になって、
「日本人と知り合ってSkypeで話してる」
「日本人の友達がいる。一度会いたい」
というのをよく聞くようになりました。
中には「その関係はちょっと・・・」というような話を聞くこともあったのですが、流れは絶対に止められない。
そして、そういう身軽さにおいて語学教師より生徒のほうがはるかに進んでいるのは多分昔も今も同じこと。

ちなみにここ数日、心の底から英語を使って彼女にメッセージを送っている私です。
この「心の底から感」は、同じように英語を使っても職場の会議では得られません。

で、冒頭に戻ります。
 ・「ペンパル」「ペンフレンド」
と今も言われているんでしょうか・・・?


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