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CHICAGO [旅]

用事でロンドンへ行った時、空き時間にミュージカルのCHICAGOを観てきました。
映画版は観たことがありましたが、舞台は初めての作品です。

で、劇場で「あれ」と思ったのですが、あの中に出てくる「有罪で絞首刑になってしまう、英語があまりできない女の子(多分無実)」は、実はハンガリー人という設定だったのですね。
東欧かロシアの出身という印象はありましたが、彼女のセリフを聞いて、「あ、ハンガリー語だ」とドキッとしてしまいました。

言葉がわからない。
外国で自分の状況や思いをきちんと伝えられない。
そういうことは、きっと今でもあちこちで起こっているはず。
こういう仕事をしていると、何だか考えてしまいます。

それからもうひとつ思ったのは、この女の子がロシア人でもなくチェコ人でもなく、ハンガリー人だということ、それには何が意味があるのだろうかということです。
1920年代のハンガリー。オーストリア・ハンガリー二重君主国として第一次世界大戦に参戦し、そして敗戦。
戦後は念願の独立を果たしたけれど、同時に敗戦国として、領土のかなりの部分を失った国。
そういうイメージを重ねてしまったのは、考えすぎなのかな。

写真は、ロンドンからです。

London 056.jpg
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粉ユキ

自分が住んでいる国、特別な思い入れがありますよね。他の人はさらっと流せても住んでいると他人事とは思えない。それにしてもなんて青い空!きょうなんかこっちは大きな雹(ひょう)が空からボトボト落ちてきましたよ。
by 粉ユキ (2011-05-24 23:14) 

juni_sachika

>粉ユキさま、

うわーん、今回会えなかったのは本当に残念です!
ロンドンはちょうどいいお天気でした! やっぱり気候は違うのでしょうか?

そうそう、自分が住んだところって特別な思い入れがありますよね。
私もここを離れたら、どんな風に思い出すのかな・・・。
by juni_sachika (2011-05-25 06:31) 

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