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研修 (Webの活用法) [教師研修と、その周辺]

今年度一回目の研修。(勉強会は別枠なのです)
授業でWebをどう活用していくか、ということでした。

今回の企画も講師も私ではないので、どんな話だったかはとりあえずここでは書きませんが、アシスタントとして参加しながら自分はどうWebを使っているだろう、と考えました。

授業の中でネットに接続したり、トピックをひろってきたり、あるいはニュースを見たりなど、いろいろ思い当たるところはありますが、ここ1年を振り返ってみると、去年は半年間、月1回の上級聴解を担当していたので、月1回という限られた時間を有効に使うためにも、Webの聴解教材から課題を出したり、「おすすめサイト」を毎回必ず授業で紹介するようにしたりもしていました。

また、3~4ヵ月に一回ペースで開講している体験コース(1回目2回目)では、興味を持ってどんどん自習を進めていったり、日本について知りたいという学習者のために、3回のコースの最後にその回のテーマに合ったWebサイトの紹介を組み入れています。

中間テストの日に、クラスによって余った時間でいろいろ活動や復習を入れてもらうようにしているのですが、私たちのクラスはペアの先生の発案で、「Webサイト紹介」を組み入れました。

自然発生的なものとしては、学習者とのSNSでの交流や、彼らが撮った写真を共有サイト経由で受け取ったり、というのは日常的に行っています。
そうだ、日本語ブログを作っている受講生たちにLang-8を教えたこともありました。

あと、来月にもひとつ企画があるのですが、それはまた今度。



さて、今回改めて感じたのは、Web学習の<軸>の部分です。

教師は何故Webを学習者に紹介しようとするのか。
もちろん、復習のためとか、文化理解を深めるためとか、試験対策とか、あるいは授業の中でどう活用するかとかいろいろあるのですが、最近思うのは、「自分で学ぶ」ということ。

そのことを、例えばe-learningのような完結したコースとしてとらえることも可能だけれど、それだけじゃなくて、教室に通っている学習者でも興味を持って家でどんどん開いてみたくなるような、あるいは自分で学習を進めてみたくなるような、そんなシカケを授業の中に組み込むことの大切さです。

で、実際に「そのサイトを彼らが見たかどうか」なのですが、ここは扱いが難しいと思っています。
「自分はこれだけ見た!」という気持ちを伝えたい中学生くらいの学習者なら、例えば宿題に組み込んでしまうことも効果があるのでしょうが、社会人ぐらいになってくると、必ずしもそうとは言えないような気がします。
ただ、社会人こそびっくりするほどWeb活用のストラテジーを持っていたりもするので、その経験を共有する機会をクラスにこっそり組み込みたい。
と同時に、そのことが、忙しくて見ていない学習者にプレッシャーを与えてしまうのは不本意なので、入れ方にやはり工夫が必要だと思っています。

いずれにしても、教師が学習者の「外で学ぶ力」を信じていないといけないんですよね。
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