第17回日本語スピーチコンテスト [日本語教育]
今年もありました、スピーチコンテスト。
去年はパタパタしましたが、今年はかなり落ち着いて最初から最後まで見ることができました。
三部門に分かれたスピーチはもちろんのこと、そのほかの部門やコーナー、司会者、裏方に目がいってしまうのは職業病と言えましょう。
去年の優勝者2名が、あらためて今回は司会という役どころを一生懸命果たしているのを見て感激したり、
大学生の部で去年優勝した女の子の「日本旅行」報告を聞いたり、
去年は優勝できなかった高校生の子が、今年は大学生になって、そしてスタッフTシャツを着てお手伝いに走り回っているのを見たり、
日本語はまだまだ始めたばかり学習者や小学校の子どもたちが(あ、上級者もいたけど)<パフォーマンス部門>に出場して、歌ったり踊ったり、とってもウィットにあふれるお芝居をしたり、
それから、学生スタッフのG君がつくった「スピコンHP」にまたまた感動したり、
展示されているポスターコンテストやきものデザインコンテストを見てまわったり(ポスターコンテストの受賞作品は、来年のポスターになるのだそうです!)
地方から来た高校生で、たぶん「先生以外の日本人と話したことない!」という子たちが、緊張した顔で隣に座ってきたりして、とにかく可愛い
本当にいろんな人がいろんな形で関わっていくスピコンだな、と、最初から最後まで見られたからこそ感じたのでした。
担当している市民講座の受講生も、何人かボランティアスタッフとしてお世話になりました!!
「スピーチに出るなんて恥ずかしい」「あまり好きじゃない」
という人って、きっといると思うのです。
でも<コンテスト>としてスピーチに出るのはイヤでも、パフォーマンス部門で朗読を楽しめる人はいるかもしれない。
それすら苦手でも、ボランティアスタッフとして受付をしたり、題字をめくる係をしたり、審査員を誘導したり、そういうことが楽しめる人もいるかもしれない。
「スピーチコンテスト」への関わり方というと、ともすれば「出場者に指導する」「出場できない人は応援に行かせる」に二分化されて終わってしまったりするけれど、もっとひとりひとりに応じたいろんな関わり方があるんじゃないかな、そしてそれこそが私が本当に興味を持ってやってみたいことなんじゃないかな、と強く思う今日この頃なのでした。
去年とは違った意味で、とても印象深いスピーチコンテストでした。
HYLTでも「日本語を勉強している人たちは純粋だ。そして、日本語を教える先生たちも同じように純粋で一生懸命だ」と書きましたが、準備や指導に奔走している先生たちの様子を日々そばで見ていただけに、こういった先生たちに少しでもこたえられるような仕事がしたいし、専門性や実力を磨いていきたい・・・とあらためて思ったのでした。
というわけで、近々ちょっと勉強の機会をつくろうと思ってます。また報告しますね~。
ハンガリー・スピーチコンテストは教師会と大使館の主催。
以下でも様子を見ることができます。
大使館のHP: http://www.hu.emb-japan.go.jp/2009/events/091108_j.html
ハンガリー・スピーチコンテストのHP: http://www.supikon.hu/
会場に展示されていたニーレジハーザ大学「きものデザインコンテスト」の作品です。
2009-11-20 07:28
nice!(0)
コメント(2)
お疲れさまでした。
うちも今月日本語スピーチコンテストがあったんですよ。
こちらで動画などをご紹介していますから、よろしかったらご覧ください。
http://lehoitiengnhat.seesaa.net/
それにしても、ハンガリーでは大使館が動画つきで紹介してくれるんですね。
こちらじゃ考えられないですよ。大切にされているんですね。
by 村上吉文 (2009-11-21 18:13)
>村上さま、
お久しぶりです! そちらもスピーチコンテストだったのですね。
ハンガリーのスピーチコンテストは大使館と教師会の共催なのです。
でも準備はうちで進められていることも多かったし、実行委員の先生たちがいつも相談をしているのをそばで聞いていたので、当日はやはりドキドキしました。
動画も拝見します!
またそちらのご様子など聞かせてください。
by juni (2009-11-22 01:25)