セレナーデ

ヨーロッパはそろそろ学年末。
特に小学校やギムナジウムで教えている先生たちは、行事目白押しのようです。

タイマツを持って行進したり、
「日本の日」を企画したり、
スタンプラリー方式のナイトウォークをしたり、
そして、「セレナーデ」。

「セレナーデ」は、卒業を控えた学生たちが歌を歌いながらグループでお世話になった先生たちの家をまわる行事とのこと。
某ギムナジウムでは、日本語の先生たち数名が一人の家に集まって、おにぎりやカレーなどのご馳走つくって、生徒たちをもてなす予定も立てているのだとか。

素敵ですね、セレナーデ。
私がかつて教えていたドイツのギムナジウムにはあったかな。多分なかったと思います。

去年もこの時期、通りから歌声がたくさん聞こえてきたときに、勉強中の受講生たちが「あ、セレナーデ」と言っていました。
ハードな大学受験を控えているハンガリーの高校生たちだけど、そんな学校らしい行事もいろいろあるのです。

というわけでこの時期、夜歌いながら街を練り歩く若者たちのグループがいたら、もしかするとそれは卒業間近の学生たちの「セレナーデ」なのかもしれません。

コメント 2

素敵な習慣があるんですね！
日本にはその昔、「御礼参り」がありましたよね～。
by アイシス (2010-04-29 22:11) 

＞アイシスさま、

んー、でもセレナーデも最近は「近所迷惑」とか言われて、だんだん減少傾向にあるみたいです。残念。

「御礼参り」（笑）。
それって・・・。
by juni (2010-04-30 05:46)