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記録ということ [日本語教育]

さて、というわけでハンガリーブログも残りあと半年です。

もともと日本語教師を始めた時期がインターネット黎明期と重なっていたこともあって、「何かひとつできることを増やそうかな」とソフトを購入し、記録としてつけ始めたのが日記のスタートでした。
日本にいた頃はもっぱら日々の仕事の記録や感想といった感じだったのですが、ドイツ・中国ではその土地で経験したことや、離れた友人たちへの近況報告も兼ねていたものでした。
HPからブログに移行したのはちょうど中国勤務が開始された頃ですね。

ハンガリーでもそのつもりだったのですが、多少難しい面がなかったとは言えないこともありません。
「敢えて書かなくてもね」という気分になったこともあるし、一教師として学生や同じ立場の同僚たちとわいわいやっていた頃とは違い、書きたくても書けないことも増えてきました。
友人たちも働き盛り・子育て真っ最中で、忙しくしているというのもあります。
意見を交換したり人間関係を広げたりという面で、Twitterを活用することも増えました。

つまり、自分がひとつの年代に入ったということ、それから媒体の持つ機能が変わってきたということではないかなと思います。

もともと私にとって日記はポートフォリオ的な要素があって、10年近く続けていると、読み返してみても「新人の時はこんなこと考えていたんだ」とか「こういうことに興味があったんだ」という発見があります。ちょっとしたプロジェクトの段取りなどを記録していることもあります。
なので、そういった機能として続けたい部分もあるのですが、むしろTwitterのほうがメモ的に記録しやすいこと、ある部分ボカして書きやすいこと、そこから他者と話が発展していきやすかった面があり、だんだんブログの記録が減ってきました。

忙しい日々の中で、それでも敢えてPCを開けてブログを続けるとしたら何だろう。
と思うと、それはやはり「他の人にとっての読みやすさ、情報のとりやすさ」なのではないかなと思います。
だってTwitterでこれ↓ って、Twitterをやってない人にとってはけして読みやすいものではないですよね。
http://twitter.com/juni_sachika

そうなると、むしろ自分の名前も出して、立場も出して、ある種パブリックな内容を意識していったほうが、自分にとっても書きやすいし続けやすいのではないかなと思います。
その国の日々の生活は非常に楽しくて、もちろんそれを記録していくことの面白さはあるのですが。

国際交流基金派遣専門家の村上さんが管理されている「むらログ」や、ハンガリー・カーロリ大学の若井先生のブログなどのような形で・・・ということですね。
そして、自分自身がこういった形のブログが書けるような、「働き盛りの人間でありたい・あり続けたい」という、そういった気持ちも込めてのことです。
「働き盛り」って私の好きな言葉です。それぞれの年代で、それぞれの年代ならではの形で、そして人生一生働き盛りでいたいなあ。

残りのハンガリー日記は今までどおりまったりモードでいきますが、その間に少し、これから自分がどういった形で発信をしていきたいか、考えてみたいと思っています。

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コメント 2

村上吉文

ありがとう! 応援してます。
by 村上吉文 (2011-01-05 13:24) 

juni

>村上さま、

ありがとうございます!
村上さんはやはり私にとって尊敬する先輩方のお一人なので。
またお目にかかれますように。
by juni (2011-01-06 06:50) 

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