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震災後のクラス [教室から]

ハンガリーに戻って、初めての初級クラス。
現在開発中の教材を使ってゼロから授業をしている、私にとっても思いのあるクラスです。

日本にいた一週間はペアの先生に授業をお願いしていたのですが、授業記録を見ると、日本語を始めてまだ半年の彼らが、日本の地震のことを本当に自分たちのことのように悲しい気持ちで受け止め、日本人である私たちにどう接したらいいのかと戸惑う様子が感じられました。

日本好きの彼らだけど、もしこのクラスに来ていなかったら、もし日本人と接していなかったら、また違う気持ちを持っていたかもしれません。

たった半年勉強しただけの10代、20代を中心とした彼らが、今回のことを自分のことのように感じて考えてくれたこと。
若い彼らには、誠実な人になっていってほしい。遠い場所のことを興味本位で見ていてはいけない、という気持ちを少しでも感じながら、いろんなことと向き合ってほしいと思っています。
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コメント 2

さと

お帰りだったのですね。

地震の時、私はちょうど子供を迎えに行き、学校の前で停車して、TVを見ていました。
番組では大阪―東京中継中でした。
その最中アナウンサーが、“地震です。”と。
TVの向こうが揺れて、少しすると、車が揺れ始めました。
プレートが違っても震度3でした。

この地震から、不謹慎な気がして、日記が書けなくなりましたね。

放射能のニュースを見るたびに、小学校の時に行った原爆資料館の人形や、教室に置いてあった『はだしのゲン』を思い出してしまいます。
by さと (2011-03-26 00:26) 

juni

>さとさま、

日記が書けなくなるという気持ち、わかります。
私も日本に帰っていた時、ご一緒していた人たちが、皆「笑う」ということを忘れてしまったというか、笑顔でいることの後ろめたさのような気持ちを抱いているのを感じました。

放射能のこと、辛いですよね・・・。
私も広島へ帰った時は一度は原爆資料館に行くのですが、今は逆に行く気持ちになりにくいのではないかとも思います。
by juni (2011-03-27 05:15) 

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