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中東欧研修 [教師研修と、その周辺]

中東欧の先生方に集まっていただいての日本語教育研修会が無事終了しました。ありがとうございました。
私はサポート中心でしたが、北はポーランドから南はモンテネグロまで、そして今回は日本からは講師の先生、スペインからもパネリストの方に来ていただくことができました。ネイティブ・ノンネイティブ合わせて10数カ国から集まってくださった先生方が日本語を共通語として共通のテーマについて話すこと、相談しあうこと。そのことの意義を考じる時間となりました。

私にとっては三回目の中東欧研修でしたが、一回目は「まずは知り合いになろう」「お互いのことを知ろう」というコンセプトだったと記憶します。
二回目はそれに研修の性質が加わり、そして三回目の今年は「文字教育」をテーマに、各国機関の試みの報告、講義、そしてパネルディスカッションと進んでいきました。

以前も書きましたが、自分が新人教師だった時にも、研修によく参加したり、地元で若手教師の会(若かったのですよ)に関わったりしていたのですが、それは今思えば「悩みを共有できる知り合いをつくりたかったため」という気がします。
けれども、「講義を聞く」ことがメインの研修だと、お互いのことがよくわからず、懇親会でたまたま近くに座っていた人としかなかなか話せませんでしたし、講師の先生のお話に対しても受身になってしまい、何だかうまく自分の中に取り込めないこともよくありました。かと言って「発信・報告会・悩み相談会」ばかりになってしまうと、その時はスッキリするのですが、結局前に進めなくてフラストレーションがたまるというのは肌で感じてきたことです。

今は研修の主担当ではないのですが、どういった研修が心に残り、何が本当に求められているものなのかと考えることはよくあります。
そしてまた、今の立場だからこそ見えなくなってしまうもの、聞こえなくなってしまう声もきっとあるはずなので、当時感じていた気持ちは忘れたくないとも思っています。
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